コーチ茂原陽の「物語」vol.3“どん底の静寂という暗闇”を越えて──もう一度、自分で決心した心動く未来へ。

vol.2では、最愛の人と過ごしたかけがえのない時間、
そして「人と本気で向き合う」意味を
深く学んだ5年間強の物語をお伝えしました。

今回は、その別れの後、私がどんな葛藤を経て、
なぜ“コーチとして生きる”と決めたのか・・・
そのお話を、少しだけさせてください。

目次

どん底の静寂という暗闇”を越えて──もう一度、自分で決心した心動く未来へ。

妻を見送ったあと、私は再びビジネスの最前線に戻りました。

「お客様のために、価値を届けたい」
そう強く願い、仕事に打ち込みました。

目の前のお客様に向き合い、
情熱をもってお客様の課題に真摯に向き合う毎日。
心からの情熱で、何かを取り戻そうとしていたのだと思います。

でも、どうしても埋まらない心のなかにある“ギャップ”がありました。

テクノロジーの最先端を追いつづけるという日々と、
人間の“生きる意味”に触れたいという願い。

それらの間に引き裂かれるような感覚。
まるで、心がふたつに分かれてしまったかのようでした。

どちらも大切。
だけど、どちらかしか選べない。

そんな葛藤に苦しみながらも、私は数年間、IBMに残りました。
でも、最終的には・・・
どうしても、その“ズレ”をごまかしきれなくなった。

静かに、でも確かに決意し、私はIBMを去りました。

けれども、やめた直後に明確な道があったわけではありません。

やりたいことはなんなのか?
何を世界に届けていくのか?
これからの人生、自分一人でどう生きていけばいいのか、、、

答えのないまま、未来への希望が消えてしまったような日々。
心がまったく動かない。

まるで世界からいっさいの音が消え、ただ無機質な時間。
ここではその頃のことを多くは語らないですが、
それは今度お会いした時に、、、

けれど、どれだけ小さくても、
私の中で“消えなかった炎”がありました。

蝋燭の一筋の炎
それは・・・

「人と、本気で関わりたい」という想い。

そして「人には、いつでも再創造の力があり、
自分らしい人生を自ら切り拓ける」という信念。

私はコーチングを学びつづけることを
辞めることはありませんでした。

自分自身の過去と今、そしてこれからの未来に、
静かに、深く向き合いました。

そうして、小さくも大きな決意をしました。

「自分の人生、やりたいことど真ん中で生きよう」

「人に関わることを、自分の“志命”として生きよう」

「人は誰しも、自分の領域のリーダーの中のリーダーとなり、
自分らしい人生を生きることができる」

「そのリーダーの中のリーダーが日本を更に光り輝くものにする。」

それが、私のコーチとしての再出発のはじまりでした。

「子供たちが憧れ、
  早く大人になりたいと思える光り輝く大人たちで、
   世界を溢れかえさせる」

この想いが生まれた原点でもあります。

vol.4では、その決意から、私がどう起業し、
「至高のリーダーシップ」という想いを形にしていったのかをお届けします。

もし今、あなたが人生や事業の次のステージに向けての
岐路に立っているのだとしたら、、、

この物語が、少しでも背中を押す一滴になれば、幸いです。
心からの感謝を込めて。

vol.1

vol.2

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次